Warmest thoughts and Best Wishes
for a wonderful Holiday Season
and a very Happy New Year
for a wonderful Holiday Season
and a very Happy New Year
米国は今 Holiday Season の真っただ中にあります。この時期の御挨拶は Season's Greetings と表現されますが、米国での Holiday Season は 11月26日の感謝祭(Thanksgiving Day)から、クリスマス、そして新年(New Years Day)までの期間と捉えれば良いでしょう。米国での感謝祭の日は 11月の第4木曜日と定義されていますので年によって日付は変動しますが、大体1か月ちょっとの期間ですね。
感謝祭 : Thanksgiving Day については色々な情報源からその歴史的内容や込められた意味などを入手できるでしょうから、取り立てて説明する必要はありませんが、現代の米国社会の現象から見ると、宗教的な意味合いやネイティブ・インディアンとの関係よりも、祝日を利用した家族の絆の確認と、経済面での効用がその大きな意味を占めていると言えるでしょう。Thanksgiving Day の前後数日間は日本で言う「盆」や「正月」と同じように、米国人が国内を大移動して親や親せきの家を訪問し、ファミリーの絆を確認します。従って Thanksgiving Day は米国全体が祝日ですが他の祝日と違って「完全休日」と言えるような祝日となります。つまり何処に行っても殆どのショップは営業していません。この時とばかりに儲けよう・・という者も殆どいない「本当に静かな祝日」です。もちろん家の中では大家族のあつまりで大賑わいとなります。
その昔、米国に来る前の年に現地視察という名目で家族(私と家内と小さな子供2人)を連れてニューイングランドを訪れました。その時が丁度 Thanksgiving Day と重っていたのですが、当時の私の頭には日本文化(盆・正月)しかありませんでしたので Thanksgiving Day も単なる祝日としか映っていませんでした。いざ現地に到着すると、どこの店も、何も営業していない状態で、食事を取ることも出来なくて大変困ったことを覚えています。もう、ホテルの中のレストランも休みだし、マクドナルドやその他のバーガーショップもやってないし、ピッザも買えないし、とにかくレンタカーで知らない街をうろついて何か食べ物を探して子供に食事をさせないと・・と大慌てでした。街の中を走っているのは「ポリスカー」ぐらいしかいませんでしたが、それを見ながら「ポリスは今日みたいな日は何を食べるのか?」と思っていると、ポリスが立ち寄る一軒の店を発見。おお、あれは「ダンキン・ドーナッツじゃないか!」、ということで Thanksgiving の食事はドーナッツとなりました。とにかく何も食べられないよりはましですからね。
米国では Thanksgiving の次の日を Black Friday と言い、殆どの小売店が一斉に大売り出し(大セール)を行います。つまりここからクリスマス商戦が大々的に始まり、クリスマス・イブを跨いでニューイヤーセールまで続くショッピング・シーズンが到来するということです。

その昔は Black Friday を金融恐慌の意味で使用していましたが、最近の Black Friday は最大のショッピング・シーズンを向かえて、年間の収益が赤字から黒字に変わる(年間を通じてようやく最後に黒字が達成できる時が来た・・)という意味で使用されています。
米国で有名な小売店、Sears、Best Buy、Macy's、Toys "R" Us そして Walmart などはこの Thanksgiving 明けの Black Friday にはセールス商品を店内に大量に積み上げ、早朝から店を開けてお客さんを招きます。普通の店で午前5時からのオープンとなり、時にはもっと早くから店をオープンします。お客さんが店のオープンと同時に走りこみ、限定商品を我先にと競うあって取りに行く姿は世界共通です。
また、近年はオンラインでのショッピングも盛んになっていますから、実際の店舗に駆け込むだけではなくネットを介してのビジネスも盛況となっています。Black Fraiday に対してこのオンラインショッピングを Cyber Black Friday と言ったりします。それでも Black Friday には家族そろってショッピングをリアルな店で楽しむというのが普通の感覚でしょう。
そしてリアルなショッピングを楽しみ、休日(土・日)を過ごした後やってくる月曜日を Cyber Monday と言っています。インターネットがブロードバンドなコネクションになる前は、Thanksgiving 明けの月曜日に Office からオンラインでショッピングを行っていたようで、それから名付けられた名前じゃないかとも思われますが、最近では常時何処からでもオンライン・ショッピングが可能になっていますので、Cyber Black Friday も Cyber Monday も同じオンラインでのクリスマス・ショッピング・シーズンを表す言葉となっています。さて、気になる米国の小売状況ですが、この世界不況の中で米国民は買い物を行ったのでしょうか、買い控えたのでしょうか?
実際の数字は各小売業者の四半期の売上数字が揃うまでは判断できませんが、仮りにでも判断の元になる数字があればと探してみました。
Black Friday は年間で一番忙しい時であると言われていますが、全体を通してみると約 10%の売り上げシェアーを Black Friday とその後の一週間の売り上げが占めるということが分かっています。またこのショッピング・シーズンの中で Black Friday に匹敵する日がもう一日あります。それはクリスマス前の土曜日、今年のカレンダーでは 12月19日になりますが、クリスマス・プレゼントが最も売れる日がこれからやって来ることもあって今現在での数字の予想は難しいようです。
それでも、National Retail Federation からの発表では、BIGresearch というマーケットリサーチ会社の調査から、Black Friday の週の売り上げは、$41.2 billion(約4兆円)これは昨年よりも 0.5% アップした数字だろうと予想されています。1億9千500万人が小売店およびオンラインでショッピングを行ったようで、これは昨年の1億7千200万人を上回ったということです。
また一方で、実際に小売店に訪れた人数は昨年よりも 1.1%減少しているが、売り上げは 1.6% 上昇しているという数字もあり、混乱を避けて小売店に訪れるよりもオンラインで購入を試みた割合が高くなっているのかも知れません。
Holiday Shopping Data に関するニュース記事
comScore のよるデータに面白い分析もあります。
この記事によると、今年のショッピング・シーズンにおける小売業者の動きは、例年よりも早い時期からいろいろなプロモーションを仕掛けていたようです。値引きという価格戦略に加えて、配送料無料という所謂インセンティブをシーズン前から表現することで、財布のひもを絞めている購買者に対し Balck Fraiday から Cyber Monday にかかる週の売り上げを確実にするべく行動していたということですね。
小売業者の仕掛けた結果は以下の数字のように表れています。
表に現れているのはオンライによる販売の数字ですが、どれも前年比を上回っていることが分かります。昨年は Black Fraiday の後 Cyber Monday になってオンラインでのショッピングが増加するという傾向でしたが、今年は Black Fraiday から既にオンラインでのショッピングが増加しているという傾向にあります。ブロードバンドの一層の普及と言うこともありますが、それよりも混雑を避けてオンラインでのショッピングに流れが向かったと言えそうです。
また他のデータでは、50%以上のオンライン・ショッピングは会社の Office から行われているという興味深い内容があるそうです。どの家庭でも高速のインターネット回線を利用出来るようになってきていますが、それでも会社の PC からこの時期にショッピングを行うというのは、やはりプレゼントは誰にも知られないように(家族に内緒で)購入するということがその背景にあるようで、これも米国を象徴するような内容だなあ・・と思わずにはいられません。まあ、監視する上司も、会社の幹部も、この時期は皆同じようにプレゼントの購入に気を配っているということですね。

日本でクリスマス・プレゼントというと、やはり親が子供に送るようなイメージがありますが、米国では皆が皆にプレゼントを贈ります。親が子供に、子供が親に、親がその親に、おじいさんやおばあさんが孫に、生徒が先生に・・・とあらゆるところでプレゼントが贈られますので、これはもう凄い経済効果だと言えますね。
そして、近年、特に 2009年になってしっかりと認知されてきたソーシャルネットワークの影響が経済にはっきりと現れ始めているということも今年の特徴だと言えます。これまでの調査では 28% 以上の消費者がショッピングの判断にソーシャルネットワークの影響を受けると表現しています。Twitter の増加、そして Facebook のユーザ層の大きさは確実に小売業者のプロモーションを変化させ、今後の市場を動かす要因となったようです。
ソーシャルネットワークの動向と、それを支えるクラウド技術はこれからの産業に色々な影響を及ぼすだろうと予想しています。クラウドに関してはこれからもっと注目して記事を書いていくつもりです。
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