2010年1月1日金曜日

謹賀新年


新年明けましておめでとうございます。


2010年・・・新たな年が明けました。時が過ぎるのは年年歳歳に早くなっていくと感じていますが、21世紀になって・・・・・もう10年が過ぎ、新しい10年が今始まったのだと感じています。

私たちが棲むハイテクと言われる CAD/CAM/IT の世界はやはりその進化が激しく、常に新しいアイデアや技術が現れては消える厳しくも儚い世界ですね。2009年はソーシャルネットワークがその基盤を盤石なものにし、マイクロブロギングが新しい波としてやってきた年でした。さて2010年のハイテク業界はどうなるでしょう。

○ 景気は?

世界の景気は徐々に回復へと向かうだろうと言われています。しかし雇用が回復するにはもう少し時間がかかるでしょうね。米国の失業率は発表されている数字よりも実態はかなり悪いと思われます。これは当分ジョブに有りつけないと諦めてじっとしている(就職活動をしていない)失業者の数字が統計には含まれないためで、そうした人を含めると米国における真の失業率は 17% 以上だろうと囁かれています。

それでも、2008年から控えてきた IT 関係の設備投資もそろそろ我慢の限界で、これ以上更新を怠ると競争に負け更なる業績の悪化を招くと判断され始めると見ています。従って堅実な設備投資に打って出る企業が増えるでしょう。まずはハードウエアの需要から始まるでしょうが、将来を見越した投資計画は米国本土よりも振興市場 BRICS 等に向けられる傾向もあり、それ程強い景気回復にはならないと感じてます。

○ アップルは?


既にニュースで流れていますが、アップルのタブレット型 PC が発売され、iPod, iPhone に続く新しいタッチクリーンの波が漸く PC の世界にも浸透する可能性が非常に高くなってきました。タブレット PC 自体はこれまでも色々なメーカーから発表されていますが、はっきりと成功したと言えるものはありませんでしたね。しかし、アップルの新しいタブレット PC によって時代が変わる可能性があると期待しています。

また、現在米国での iPhone は AT&T のネットワークを利用していますが、iPhone を扱うキャリアが Verizon に代わる、もしくは複数キャリアから販売されるという状況になる可能性があります。特に米国最大の 3G ネットワーク網を誇る Verizon が iPhone を扱うことになると、iPhone の普及に拍車がかかり、携帯業界の再編へと繋がるかも知れませんね。

○ オラクルは?

2009年の大型買収を仕掛けたオラクルはサン・マイクロシステムズの買収処理を漸く終了し、旧サンマイクロの技術資産を含めた新しいビジネス戦略を打ち出してくるでしょう。しかし、オープン・ソース・コミュニティへ対しての一定の配慮はされる見通しで、MySQL はそのまま残るのではないかと言われています。MySQL はオラクルが提供する Linux に組み込まれてマイクロソフトの SQL サーバーと戦う製品として機能強化されると予想しています。また、オラクルが強大になったことで、SAP は更に買収戦略を仕掛けて米国の大手ソフトウエア企業を傘下に収めようと動く可能性があると囁かれています。

○ AOL は?

AOL はどこかに買収されると見ています。

○ パームは?

パームはマイクロソフトの一部になるか、BlackBerry で知られるリサーチ・イン・モーションに買収されるのではないか?

○ Google は?

Google の快進撃は何処まで続くか? 予想は難しいのですが、世界各地で起こっている多くの訴訟問題に見られるように、段々とその存在感がうっとおしいものになる可能性もあります。それでも Chrome OS は大きな注目を浴びるでしょうし、世界がクラウドへ向かう中でその圧倒的な存在感はマイクロソフトと並んで 2010年も盤石です。その昔マイクロソフトは「悪の帝国」と呼ばれていましたが、最近は Google も同じような「悪の帝国」と見られ始めているようで、遂に「悪の帝国」同士の本当の戦いが見られることとなりそうです。見る分には悪くありません。


○ 携帯市場は?

Google からの新しい携帯がまもなく発表される見込みですが、これによって携帯向け OS の競争激化が更に激しくなり、Verizon などのキャリアとの戦いも加わってやはり大きな変化が携帯の世界には起こると考えられます。そのなかで BlackBerry は「しぶとく」生き残ると言われています。 そういった意味でも BlackBerry のビジネス展開には注目し、学ぶべきものが多くあると感じています。




○ セキュリティーは?

マイクロソフト Windows の脆弱性を攻撃するものを対象としたセキュリティ対策がこれまでの主流でしたが、今後はソーシャル・ネットワークやオンライン販売等に対する攻撃も増加すると考えられます。単純なクラッキングやトロイの世界ではなく、意図的なデータ流出や、テロ行為としてのサーバーの破壊など、クラウドの世界が広がるに比例して大規模な影響が懸念されるようになります。電子書籍などもその攻撃対象になる可能性があります。


○ ソーシャル・ネットワークは?

個人のネットワークだったソーシャル・ネットワークに企業が本腰を入れて参加してくると見ています。企業メッセージ、製品情報、新しいサービス形態など、ソーシャル・ネットワークを完全にビジネスのターゲットと置いたマーケッティングが始まるでしょう。企業とユーザーが直に繋がり、企業がその性格をネットで喋る・・・企業を代表する社員が情報を SNS で共有する・・・企業の IT 部門もソーシャルを対象とした戦略を立て、広報部門もそれを意識した活動を始める・・・2010年は企業にとってのソーシャル元年になると予想しています。


○ コンテンツは?


電子書籍リーダーがもっと一般的になることを受けて、オンライン・コンテンツの販売・流通が一段と拡大するでしょう。ニュースもその媒体を変化させなければ生き残っていけません。このコンテンツの世界の大きな変化を受けてコンテンツ業界には様々な新しい企業が生まれると予想しています。電子メディアは何でもコンテンツに成り得るため、ソーシャル・ネットワークと上手く結び付けれはアイデア次第で大きく発展する一番面白い業界となりそうです。

 

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