
大阪ダブル選挙で、大阪維新の会は民主、自民、公明、共産、更に各種政治利権集団の野合という正に政治翼賛集団に打ち勝ちました。個々の政策そのものの今後の推進状況に対して大阪府民はその動向を注視する必要がありますが、なによりもこれまで蔓延ってきた利権の仕組みにこれで漸くメスが入れられることは、日本全体の利権構造を打破する上にも非常に意味がある結果となりました。
民主党政治が国民に失望と憤激しか与えていない現状を見るにつけ、本当の政界再編の兆しが大阪から生まれそうだという大きな期待を抱かせる出来事です。
民主、自民、公明、共産党までが結託して自らの支持組織(自治労、日教組、解放同盟、民団)の利権を守ろうと行動し、結局「独裁批判」やネガティブ・キャンペーン(マスコミのバッシング)しか行えない既得権益集団には、はっきり言って「語る言葉が無い」ということが誰の目にも明らかでした。
非正規雇用50%という不安定な労働状況、結婚も子供も産む気になれない、
人生設計を描けない青年の状況、
不正な生活保護を受給している人口の多さ、
必死で働く者よりも生活保護を受けている者の方がリッチで優雅な暮らしをしている実態、
人員削減や経費削減の出来ない行政の仕組み、
もう若者やまじめに働く者が馬鹿を見るような全く未来に希望が持てない社会となっていることに目を向けようとしない既存の利益集団をノックアウトしたと言えます。


マスコミのバッシングには「えげつない」ものがありましたが、それを「結構毛だらけ」と逆にパワーにしていく位でないと改革など出来ません。既得権益でがんじがらめになった構造を改革するには、坊っちゃん育ちの 2世議員や、業界団体の代表などでは不可能です。Nothing to Lose (失うものは何もない)という状況から這いあがった者でなければ出来ません。これはあの「コンピューター付きブルドーザー」と言われた田中角栄を彷彿とさせてくれます。今後の政治活動には幾多の困難があるでしょうが、今この時代に「大阪維新の会」のような地域政党が独立して生まれ、そこに民意が惹きつけられるその意味を全ての国民がしっかりと理解することが、日本の未来を作る大きなきっかけになるでしょう。
橋下氏は当選直後に 3時間を越える質疑応答をメモ無しで、理路整然とこなしています。これと同じことを今の国会議員で出来る者は殆どいないでしょう。官僚の下書きを読むだけで自分の言葉・意見・政策が無い、それでは単なる官僚の神輿の上で踊るだけの人形です。橋下氏は「独裁」と批判されますが、「無能」とは言われませんね。振り返って、今の既存政党は「談合」しかない「無能」の集団のようです。
日本の政治は実は政治家が行っているのではなく、官僚がその身分を保障された状態で政治家を使って行っているということをこのブログでも何度か述べていますが、政治家が政治屋となり、世襲制度の中で政治が稼業となった現在では、自らの稼業を守るために官僚の言う事を聞き、支持団体(自治労、日教組、解放同盟、民団、など)の言うことを聞き、国民にその真実を知らせないようにマスコミの力を総動員して情報を捏造・操作している実態が少しずつ明らかになってきました。
しかし、この実態をもう少し詳細に見るとそこには、決して結果責任を追求されることのない官僚・役人が全てを仕切っている日本の仕組みが見えてきます。日本では、国民に我慢を強いるために法律が施行されても、役人は常に身分が保障された状態で守られる。
法治国家という名の基に行われている見せかけの民主主義、役人階級・役人身分による統治国家となっているのですが、それを理解している人の数はまだまだ少ないでしょう。
大阪維新の会は公務員の身分制度に関して警告を発しています。これはこれまで政治上のタブーでもあったのでしょうが、そこを真っ直ぐに突くが故のメディアからのバッシングですね。民主党政権になってもう 2年が経ちましたが、公約であった公務員給与の 2割削減も、公務員制度改革も何にも手を付けていません。これも民主党が常に 2枚舌で国民を欺いている証拠ですが、元々能力のない国会議員に今の官僚や役員を操作できる訳がないのですね。

結局のところ、国民が本当に改革して欲しいものは、無能な政治家よりも公務員の身分制度、それに癒着・結託したメディアなのです。この構造を改革しない限り、選挙区から良さそうに見える政治家を国会に送り出しても、官僚の手玉に取られて国民の役には立ちません。つまり選挙で選んだ意味も無いことになります。
国民の声は決して政治に反映されることなく、役人の身分保障のために税金が使われ、官僚が自分たちの権益を守るために作った政策に政治家が盲目に従うという「茶番劇」が毎日の如くに日本全国の役所や議会で行われているようなものです。
しかし、大阪は今回の選挙でそうした大きな壁を破る選択をしました。これは既存メディアが敗北したと言っても良い現象で、今のマスコミ(新聞、TV など)が国民に信頼されていないという証明です。これを小さな出来事と捉えるか、大きな潮流と捉えるかでメディアが今後民意を得て生き残れるか、逆に国民に背を向けられて捨てられるかの分かれ道となるでしょう。

大阪における維新の会の圧勝は、日本再生の動きとなるはずです。橋下氏の政策全てが正しいとは思っていませんが、日本の政治機構の闇を焙り出し、正しい情報を国民に知らしめ、日本人が自分で将来の選択ができる世界を作っていく第一歩となって欲しいと思っています。
0 コメント:
コメントを投稿